神様の気まぐれ

魔導大会

ﾘｵﾝ『・・・仕方ねぇな。こんなの史上初だぞ。まぁ、いいか・・・ルールは、一対一の交代制で、リーダーは最後。多く勝ちを得たチームが勝ち。面倒臭せぇから早く始めろ。』

リオンは面倒臭そうに言いつつも、初めて見る試合に嬉々していた。

ｱｽｶ「まず、始めに私が行ってくる。」

アスカはミカエルを見て、頷いたのを確認して舞台の中央で相手を待つ。

しばらくして、相手が姿を表した。

相手は小柄で小さい男の子だった。

生徒Ａ「手加減は無用ですから・・・早く済ませましょう。」

ｱｽｶ「女だからって、力を抜かないでよ！！」

アスカは殺す気満々で武器を構える。

何の合図もなく、先に出たのはアスカだった。

弓を力一杯に引いて放つ。

しかし、相手の武器は剣なので、矢を弾かれてしまった。

ｱｽｶ「やっぱり、武器じゃ適わないわ・・・だけど、魔法なら！！」

そう言ったアスカは魔力を込め始める。