そうだ、バイト行こう。

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「気持ち悪ぅ…」 「はいはい、其処文句言わない」 巨体をうねらせ襲い掛かる百足に露骨な嫌悪を示すエリスの脇腹を肘で軽く小突きながら笑うさきを横目に、とん、と軽く跳躍した直後。 「ダークボルト!」 エリスの隣に浮かんだ媒介となるブラックボックスが暗く輝き、凝縮された闇の塊が百足を穿つ。 「よしゃっ、さき兄ィ任せた!」 「ナイスアシスト」 術式を振り払おうともがく百足の胴体を引き裂くようにさきのアームスラッシュが炸裂する。 「ダインバスター」 立て続けに百足の身体を弾き飛ばしたのはドレットの衝撃波。 バランスを崩しのけ反った百足だったが、咆哮するように上向きその巨体を慣れない前衛に立つさきに叩き付けた。 「ッ…のヤロ!」 「自分大丈夫なん?」 「このくらいはな」 不覚にも地に膝をついたが大したダメージではない。 体勢を立て直して鋭い眼光を向けた先で収束した闇、 「喰らいッ!サイコスピア!!」 鋭利な槍となって百足を貫いた。 最早虫の息となった百足に終わりを与えたのは―― 「出番だよ、クレセント」 とぷん、と液状化した地面から姿を見せたヴィーラ、クレセントと呼ばれた彼女の歌がシープハンターを闇に沈めた…。  
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