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永久に続くと 思っていました
この時…
寄り添う鶴 共に羽を寄せ
寒くないかと問う声
幸せだった
貴方さえ…頬染め
微笑み称え答えた
刹那 惜しむ
羽重ねていたあの日々よ
鏡は 砕けた
目を焼く閃光
花開き
貴方 包まれた
端末に越す
報せ 足を縫い付けられた
白い部屋
目覚めた貴方は
どちらさん?
向けられた虚無の眼
唇 碧く震えました
私です!
叫び伝わらず
心通わず
瞳 水絶えず 流れてく…
崩れ落ちた 幸せ
空っぽの貴方
私が居ない
貴方の中
私は居ない
歪んだ景色
広がる…
溶けて消えた
燃えて消えた
鏡 瞬き映した…
貴方ある日ぽつり
焼けた日々
知らぬ全て
怖い。
やがて
光を見出だしました
惑い 揺れる貴方
彷徨う心 救うには
再び手を取り合い
「生きて行こう」と
破れた 本は
落ちる水は
戻らずも
新たな時を刻むと
向き合う
頷き合う
貴方を守ると
鶴は誓い飛ぶ…
永久に添い遂げる羽で
静かに
雪に舞う…
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