気分短編

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  「Who is fool?」(日付不明) 本当は知ってるんだ。 貴方が身にまとっている匂い、や、首元にちらつくラメ、だとか。 全部、気付いてる、 分かってる。 ‥でも、貴方はその事には 気付いてないでしょ? 馬鹿な話だけど‥ 私にとってね、 貴方は全てだったよ。 かけがえない、 たった1人のヒトでした。 …でも、貴方にとっての私は、 そうじゃなかったんだよね。 自惚れてただけみたい。 今日も、貴方は私の知らない違うヒトの所へ行くでしょ? 私も、もう貴方の重荷にならない様に出ていこうと思って。 それが1番だって分かったから。 帰ってきて、荷物が無いこと、 私が居ないことに気付いた貴方はどう思ってくれるのかな。 ―‥‥‥少し、 悲しんでくれるかな‥、 ‥なんて、これもまた自惚れ。 今までごめんね。 今、解放してあげるから。 貴方と過ごした日々、 とても楽しかった。 沢山の幸せ、ありがとう。 大好きだったよ、 ほんとに、心から。 今度こそ、幸せになってね。 良い人を見つけなよ? ばいばい。 また、いつか。 end こういうの好き♪← いつか黒紫で絶対かく!  
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