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「だからアメリカ人なんて嫌いなんだ」
ちょっとやけくそ。
タンタンタン
男の…子?が金網の向こう側からやってくる。
アメリカ人だ…
肌は白く、鼻は高い、目は少しつり上がっていた。しかしゴツゴツ感がなく「青年」という感じだった。
後ろに広がる青空の中から彼の白いティーシャツが引き立っていて、爽やかさが出ていた。
少し…輝いていた。
そんな彼は私の引っ掛かった髪に…触った。
すると間もないうちに髪が率なく取れた。
彼と目が合う。
同じぐらいの年か。
「どんくせーの」
彼はさっきまで想像がつかないような大きな声で言った。
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