第一話:リースのランジェリーパニック!

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  「いらっしゃいませー」 リースとレイムが、ランジェリーショップ〝女蟷螂(おんなかまきり)〟の扉を開くと、中からメイクの濃い20歳くらいの女性が近づいてきた。 「あら、レイムちゃんじゃない。いつもありがとうね」 「いえいえ。今日は友達を連れてきたわよ」 そう言って、レイムがリースを紹介する。 それを見て、女性は笑顔で名刺を取り出した。 「はじめまして。私、ここのオーナーのNIKKOって言うの、よろしくね」 「は、はははい! よろしくお願いします」 慌てるリースを見て、NIKKOはクスリと笑った。 「あら、可愛いわね。こういう下着は初めて?」 「えっ! あの、私……」 「初めてなの。だから、私が見立てるわ」 言いよどむリースの代わりに、レイムがNIKKOに申し出る。 「あらそう。じゃあ、こんなのはどう? ショーツなんだけど、穴が二ヶ所空いてるの」 「なるほど。これならどんなプレイにも対応可能ね」 「あと、これは? 透明なブラ」 「これはちょっと……。だったら着けないし」 レイムとNIKKOが、二人でアレコレと下着を取り出しながら話を進めていく。 繰り広げられる異次元の会話を前に、リースは不安に身を震わせるのだった。  
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