34人が本棚に入れています
本棚に追加
「まぁまぁ、みのりん。そう怒らんといて?」
「そうだぞ香坂。俺達はあの馬鹿団ち」
「呼んだ吉野?」
「げっ!!伯...」
「もう...最悪」
突然現れた声の持ち主は、生徒会室の扉に寄りかかっていた。
「やぁ、会長。相変わらず楽しそうだね?」
「うざい...」
この少年こそ、団長と呼ばれる、執行部部長 結崎 伯だ。少しタレ目の、かっこいいと言うよりは可愛いという部類にはいるのかもしれない。執行部という肩書きを持つものはだいたい異性に人気があるが、成績優秀、スポーツ万能なため、伯の女子生徒からの人気は凄まじいものだ。
だが実は伯を嫌っている。あまり関わりたくないと本人はいっているが、結局1日一度も会わない日はない。
理由は簡単、伯が実に興味をもっているからだ。伯いわく「あんな変な生き物初めてみたよ」だとか。
最初のコメントを投稿しよう!