Ⅰ、サイト

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溜まった食器を洗い、歯を磨いて再びベッドに戻っていった。 服を脱ぎ散らかし、風呂は明日の朝に入る事にして倒れるようにベッドへ横になった。 携帯を見ると、 新着メールが一件届いている。 詩保だ。 『可愛くないから。風邪引きさんはどっちかな?ちゃんと服を着て寝るんだよ~。おやすみなさい』 告白したのは、春樹からだった。今も詩保にはベタボレで、メールも自分から終わりにした事はないし、電話だっていつも春樹からかけている。 『しほはめっちゃ可愛いよ、可愛い。大好き。重くてゴメンね、でも正直な気持ちだから。わかった、ちゃんと着ます。おやすみ、いい夢見てね』 携帯を閉じ、 テレビと電気を消した。 布団に潜り込み、今日のデートを思い返していると、携帯が振動した。
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