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溜まった食器を洗い、歯を磨いて再びベッドに戻っていった。
服を脱ぎ散らかし、風呂は明日の朝に入る事にして倒れるようにベッドへ横になった。
携帯を見ると、
新着メールが一件届いている。
詩保だ。
『可愛くないから。風邪引きさんはどっちかな?ちゃんと服を着て寝るんだよ~。おやすみなさい』
告白したのは、春樹からだった。今も詩保にはベタボレで、メールも自分から終わりにした事はないし、電話だっていつも春樹からかけている。
『しほはめっちゃ可愛いよ、可愛い。大好き。重くてゴメンね、でも正直な気持ちだから。わかった、ちゃんと着ます。おやすみ、いい夢見てね』
携帯を閉じ、
テレビと電気を消した。
布団に潜り込み、今日のデートを思い返していると、携帯が振動した。
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