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「そして第三項、子供を働かせた場合、いかなる者であっても罰することができる。
…どうでしょう?」
お貴族様は丁寧に紙を畳んで懐にしまい、笑顔で女主人を見た。
「なっ…何をおっしゃっているのか私にはわ…わかりませんわ。」
とぼけたようにはぐらかす女主人は、懐から金貨をこっそり出し、ユエに握らせた。
「まだわからないんですか?
そんなことしても無駄ですよ。」
「ハッ!!
何がいいたいのさ!?」
怯えながら強気な発言をする女主人にお貴族様は真顔で答える。
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