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魔力なしの少年
ここからはほぼ主人公視点です。
眩しい朝陽が射し込むなか、ある少年の部屋から、
うるさ…………………爽やかな音が響いた。
それは、目覚ましだった。
ピピピピピピピ!!!!!!
目覚ましが鳴ったとき、ある少年の手が、目覚ましを目指していた。
ピッ
目覚ましを止めた瞬間、痛々しいことがおきた。
ドン!!!!!
なんとも鈍い音が響いた。
「いてぇ~また落ちた」
そう、ベッドからこの少年は、見事に落下というお決まりを決めてくれたのだった。
この、ドンクサイ少年は
周皇院悠哉(しゅうおういんゆうや)
一応主人公である。
「朝から不幸だ、てか何時だ」
だが、携帯の時計を見た瞬間、悠哉は固まった。
「遅刻だぁ~!!!!」
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