魔力なしの少年

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「お!お前が周皇院悠哉だか?」 「はい」 「入学式に遅刻とはいい度胸だな」 どす黒いオーラを出しながら言った。 「すすすすいません!」 「まぁいいだろう…………だが次は命ないぞ」 ニコッと、顔は笑っているが目が笑ってない 「いい、以後キオツケマスです!」 ガクガクと震えながら言った。 「よし…それじゃあさっそくだが自己紹介をしてもらう!みんなはもう終わったからお前が最後だ」 そう言い、自己紹介を促した。 悠哉は、やっと気づいた教室から向けられる 「なんだこいつ」 という、刺々しい視線に、 (痛い、その視線むっちゃ痛い) 半分泣きそうになりながら、自己紹介を始めた。 「え~と、名前は周皇院悠哉です。趣味は読者です。よ、よろしく」 教室「し~ん」 (グスッ虐めだ) 「はい、じゃあ席に着け、え~と、そのあいてる席なあと、俺は天野光一(あまのこういち)って名前だからな。」 と言い話しを続け始めた。 悠哉は、席に着くなり隣に話しかけられた。 「ねぇ、私は西条秋(さいじょうあき)秋でいいよ♪よろしく」 なんとも元気がよく、スタイルも抜群という完璧な子に 悠哉は……………固まっていた。少しし、 「あ、うんよろしく秋、俺も悠哉でいいよ」
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