魔力なしの少年

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悠哉にとっては、さっきの視線から立ち直るには効果抜群であった。 そのあとに後ろから 「おい、お前、入学式に遅刻はスゲーな(笑) あ、俺神凪創、(かんなぎそう)創でいいからよろしく」 人懐っこそうな笑顔で言ってきた。 「うん、よろしく」 返事をしたら、いきなり 光一先生からの声がかかった。 「おい、周皇院、西条、神凪聞いてたか?」 怒気のこもった声で聞いてきた。 俺と神凪が黙っていると、西条が 「は~い聞いてました。今から魔力量、属性を調べるんですぅ」 「チッそうだ今から体育館に集合な、「「転移」」」 そう、言って魔法で教室からいなくなった。 教室一同(え!!!今舌打ちしたよねしたよね!!!!) クラスのほとんどがそう思っていた。 「秋~ありがとう」 悠哉は、満面の笑みで秋にお礼を言った。 (か、可愛い////) 秋は一瞬ドキとさせられ 「い、いいよどういたしまして♪♪」 秋と話を終えた時に、創から声がかかった。 「お~い、悠哉~行こうぜ」 「おう!秋も行こう」 「うん!!あとこの子も」 そう言って 秋が、手を引っ張ってきた子は髪、目が黒く髪は背中位までの 小柄の女の子であった。 「うん…え~と名前は?」 「千谷恋よ!(せんたにれん)」 「うんよろしく悠哉でいいから、 (なんか刺々しいな)」 「…………………」 悠哉を、完璧に無視して歩いてってしまった。
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