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ピピピピ…
ピピピピ…
時計の針は朝の5時半を指す。
俺の部屋の目覚まし時計がけたたましく鳴り響く。
ピピピピ…
ピピピピ…
ピピピピ…
カチャ
『ん゙一一一一…っ』
朝が苦手な俺
嫌々目覚まし時計を止めて ベッドから重たい身体を起こす。
まず、歯を磨いて
制服に着替えて
髪の寝癖を直して
急ぎ足で家を出て学校へ向かう。
こんなに朝早く家を出るのは、サッカー部の朝練の為だ。
大事な大会が控えているので 自然と気合いが入る。
学校までは自転車で20分。
俺はいつものように 勢いよく自転車を漕ぐ。
そしていつもどおり 君の家の前に着く。
自転車を漕ぐ足を止めて、淡い水色のカーテンの閉まっている部屋を見上げる。
侑莉、まだ起きてないよなぁ
これが最近の俺の日課なんだ。
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