序章

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  彼は今日も唄っていた 駅前 ホームを下りて一直線の道の一角 足を止めるのは私だけ 真夜中の街灯の下で自作の歌を披露する 私は彼の名前も知らないけれど いつも交わす言葉がある 「次はいつですか?」    
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