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……目を開ける。
いつも通りの薄暗いの空間。
相変わらずの重苦しい空気と低い耳鳴り…
?「ランヌー!いるか!?」
何もない空洞に響くアイツの声…
ランヌ「アキラか…毎日懲りずによく来る奴だな」
こいつはアキラ。
毎日同じ時間に上の階からこうして私のところにやってくる
頼んでもいないのに
毎日毎日くだらない話をしては満足したように去っていく…
けど、アキラのおかげで時間の感覚が分かる
この薄暗いなにもない最下階で時間を計るものなどなく
静まり返った空間で一人なにをするわけでもない
寂しいとか、そんなんじゃないけど…
そう考えるとさしずめアキラも迷惑ってわけじゃない…かな
アキラ「残念!!今日は仕事で来た。ほら、こっちだよオッサン」
今日はいつもと違う…アキラの隣に見知らぬ男がいた
男はアキラに言われるがまま
辺りをキョロキョロしながら下りてきた。
ランヌ「久し振りの仕事だな。3ヶ月ぶり…か。」
相変わらず男はキョロキョロしていて
アキラはその様子に目もくれず話し始めた。
アキラ「罪人の名前はイージス=クリエラー。男性、45歳、アメリカ人だ。罪は大量殺人。14人の同じ雰囲気の女性を次々に殺害し…」
その瞬間イージスが初めて言葉を発した
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