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「…まぁ、そんな事なんてある訳ないんだがなぁ…」
俺は現実を思い返して急激にしょぼくれ、とぼとぼと下駄箱に向かった。
「はぁ…」
俺は溜息を一つ吐き、靴を履きかえて学校から出た…
「あっ、今日サ○デーの発売日じゃん」
俺は暗い夜道を歩きながら今日は水曜日である事を思い出した。
「よし、今日はコンビニ寄ってハヤテのご○くを立ち読みしていこう。」
だが、コンビニはここからちょっと遠い所にある。
「しょうがない…お墓を通っていこう」
だが、公園墓地と呼ばれている広い墓場を突っ切る事で、大幅に時間が短縮できる。
「だけど…なぁ。
あそこはたまに会うから嫌なんだよ…」
ならば、別の道を通っていけば良いだけの話なのだが、それだとかなり時間を取られる。
「しょうがない…
墓場から行くか…」
そして俺は墓場に向かった。
「ん?」
俺は公園墓地に着き、墓地の中間ぐらいまで行って今日は会わないなぁ~と内心ほっとしていた時、突如聞こえてきた音に首を傾げた。
「ヴァイオリンの音…?」
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