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豊臣秀吉が刀狩りや太閤検地やらをやり始めたぐらいまで進むと、やっと淡紅色の屋根の家が見えた。住所を確認するとあの家だ。
「なんだあれ?変な色。」
長い坂のせいで、ストレスがたまってたのか、悪態をつきながら、門につき、表札を見ると、‐沢谷‐と書いてあり、その隣りには手作りの木製の看板に‐コスモスの郷‐と書かれてある。「ここか。」と独り呟き、チャイムを押す。
ピン~ポン~、、、、
あれ?返事がない。
確かにここだよな?と住所を今一度確認する。
「住所あってんじゃん。」
もう一度押す。
ピン~ポン~、、、、
ピン~ポン~、、、、
「なんだょ、いねぇのか。」
よく周りを見渡すと、この家は丘の頂に造られていた。
周りには家はなくただこの淡紅色の屋根の家がちょこんと肩身狭そうに居ずわっている。
「はぁ~俺はこんな家でこれから暮らすのか。」そう洩らすと、いてもたってもいられなくなり
自分の性格上ジッとしていられないので、恐る恐る、「失礼しま~す。」など言いながら、
自分は怪しい者じゃありませんよ。オーラをだしながら、門を開け敷地に入って行く。
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