コスモスの郷

第二の家族

敷石を踏み数歩、歩くと、古い木製の大きなドアがあった。
開けるか迷ったが、悩んだ末、手が勝手にドアノブを掴んでいた。
そして開こおうとした瞬間、、、

ガチャ、ドン！。ドアが急に開き額を思いっ切りぶつけた。
ドアから出て来たおじさん、いゃ、おじいちゃんの方がしっくりくるだろうその人
「あぁ、来てたのですね。」と言い優しく微笑んだ。
髪は白く、骨とう品のような四角い深緑色の眼鏡をかけていて、その中にあるつぶらな瞳が俺を見つめていた。
「痛って。あっ、す、すいません。チャイムを押したんですけど、返事がなくて、勝手に入っちゃいました。」
手で額をスリスリとさすりながらこたえた。
それを見て「どうかしましたか？額が赤いようですけど。」
このおじいちゃん自分がした事気付いてないのかよ。少しムッとしたが
「いゃ、全然大丈夫です。」と苦笑いと共に、返事をかえした。