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あなたへ
ねぇ、もう二度と会えないなんて 嘘じゃないの?
悲しみや涙より先に
目を閉じてるあなたに
「どうしたの?」と問いかけたんだ
その優しい寝顔に
まだ温かくて
きっともうすぐ起きると思ったから
毎朝 階段を上って
起こしに来てくれたあなた
私は「分かってる」って
いつも不機嫌な顔で答えてたな
でもほんとは待ってたの
その足音が聞こえてくると
何だかちょっと嬉しくて好きだったの
あなたにまだ伝えていない言葉があるんです
何だか恥ずかしくて言えなかったんだ
今はまだその時じゃないって勝手に決めていたのまた明日 また今度って
言えると思ったのに…
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