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あれは中学一年の時だった…。
私は親の都合で転校続きだったけれど、その町には初めて三年も居られたんだ…
小学生は転校続きでろくに友達も少なかったのに。
その町は固有町って少し変わった名前だった。
私はアパートに引っ越して、二日目のこと…
「舞、アパートの人達に挨拶をしに行くけれど行く?」
「え…うん行く♪」
正直引っ越したばかりで疲れてたけど、一緒にいこっと♪それに、どんな人達が居るか気になるし♪
「お父さーん!ちょっと挨拶に行って来るから後よろしくね♪」
そう言ってお母さんは外に出た
「え、ちょっ…ええー!?…舞も行くのか?」
そんな目で見られても…;
「ごめんねっ;行って来まーす♪」
「えー!?」
ごめん;荷物を片付けるより、挨拶に行く方が楽しそうなんだもん☆
私はわくわくでいっぱいで外に出た。
ーこの決断が運命だったのかもしれない…
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