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健「なにガンくれてんだァァ、オッサン！！」
え？おっさん？
おっさん「未成年がタバコ吸っちゃいかんな～」
横に立ってたおっさんが言った
なんだ俺じゃないのか
内心ホッとした
ってか酒くさっ
なんでこんな時間に酔ってんだよ…
おっさん「総理は何やってんだ～、法律はまもらないといけませんっっ！！変な学生服着て～～、めっ！！」
うわ～、べろんべろんじゃん
バキッ
！！！
殴っちゃったよ～、こりゃ警察行きだな
「なんだ、なんだ、ケンカか」
「誰か駅員呼んだか～」
「まじうける～」
「おいアレ健じゃね？」
「けんがケンカ…プッ」
みんな口々に好きな事言ってる
拓也「…い」
拓也「おい…」
翔平「あ？」
拓也「とめるぞ」
翔平「は？！」
いや、何言ってんのコイツ…
翔平「俺ケンカとめるほど力ねぇから傍観しとく」
拓也「翔平中学の時陸上で国体行っただろ？」
関係ないんですけど…
拓也「おい、あんたら！！」
あぁ結局とめるのね
悪いけど俺は近づかない…ってか近づけない
拓也「やめろ健！」
健「誰だてめぇ！！ん？どっかで見た事あるツラだな？！」
おっさんがベソ顔で逃げてく
健「待てやジジイィィ！！！」
拓也「落ち着けって！」
掴み合ったまま翔平の方に近づいてくる
え？なんでこっちくんの？まてまてまてまてまて！！
アナウンスが流れる
「間もなく2番乗り場を電車が通過します」
健「オラァァ」
拓也「がぁっ」
ドン
翔平「な…」
世界がスローモーションに感じる
映画のシーンか…これ
目の前に電車迫ってきてるじゃん
ありえねぇ
プアァァァ！！！
キキキキィ！！！！
「きゃぁぁぁ！！」
「えっ？えっ？！」
バキョッ
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