第一章:変な男

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龍雉「いや、聞きたくないです!」 そう言って男の靴のつま先を蹴り、ドアを閉めた。 「………私はまた、君の前に来ます。…では」 男はそれだけ言うと立ち去って行った。龍雉は足音が遠のいて行くのを聞きながら一呼吸した。さっきまで粘ってたわりには、引き際が鮮やかだな。 龍雉「………」 しかし何で俺なんだ? 俺なんて、そこら辺にいる人かアニメなどで出て来るモブとかわらんのにな。 龍雉「ふむ……」 まあ、もう一回来たら話しぐらいなら聞いてあげるか……… 龍雉「飯でも作るかな。」 それからと言うもの、あの男は毎日のように家に通って来た。 正直言おう…… かなりうざいと。
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