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時は数千年前、
人間界と天界、そして魔界の住人達は戦争をしていた。
世界が割れ、大地や草木は死に絶え、見れるものではなかった。
数々の動物・人・神・魔族が死に絶え、このままでは誰ひとりとしていなくなってしまうと思われた。
だが、そこに二匹の魔物を連れた一人の男が立っていた。
その男が三つの勢力を止めた。たやすく止められはしなかったものの世界を救い、平和にした。
更に男は世界を三つに分断し、抗争をなくした。
そして、その中心にとてつもなく巨大な大樹を作り、三つの世界に命と恵みをもたらした。
だが、平和にしたはずなのに、その男は世界から拒絶された。助けたはずなのに、命と恵みを与えたのにも関わらず嫌われた。
何故なら、その男の力はあまりにも強大で凶悪だったからだ。
人々が恐怖し、神々がその力を抑制しようとし、魔族がその力を嫉んだ。
居場所が無くなった男は逃げた。
逃げ場所なんてあるはずがないのに逃げ続けた。
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