一生の宝物

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高校あがって逢った時とかよく手振ってくれたり話しかけてくれたりしよったな。俺が学校行かんくなった時も友達で1番心配してくれたのはお前やった…辞めて通信の学校に行きだした時もちゃんと行っとるか1番心配してくれたのもお前やった…俺の友達とか親に逢った時も俺の事聞いてくれとったの知っとる…それから俺が夜中に遊び行きよる時にお前後輩と2人でふらふらしながら歩きよったよな。お前は俺にいきなり抱きついてきてキスしようとした。俺は嬉しかったけどお前が何かおかしいと思ったけ拒否った。後輩見たらネタふいとったけビックリしてお前に「お前ネタふいたんか?」て聞いたけど答えんやった…その日は俺の友達と男2人女2人で遊んだ。遊んだてか俺はお前がネタふいたんか心配やったけ…そん時お前と2ケツしてコンビニ行ったらお前が「酒飲んで全く記憶ない」て言った。俺はお前がネタふいたとか信じたくなかったけそれを信じたよ。その日は学校の非常階段で話して朝帰ったな。帰りにお前が「また暇な時連絡して!!遊ぼーね!!」て言ってくれた。それからちょっとしてまた男2人女2人で遊んだ時女友達が「あんたら2人付き 合えばいいやん!!」て言った。そしたらお前「だって女ネタ多いもん…」て言った。実 際高校入ってからずっと遊びまくっとった俺は何も言えんやった…ってか言う資格無かったしな…でもお前がそん時に言ってくれたおかげで「俺は一途になる!!」て思って遊ぶのやめた。でもそんな俺でもお前は帰りにはまた「また暇な時連絡して!!遊ぼーね!!」て笑顔で言ってくれた。嬉しかった。でもそれが最後の言葉やった…笑顔やった…それから1ヶ月くらいお前と逢って無かった時友達から電話があった…「あいつが原付で事故って今意識なくてICUに入っとるてよ…」そん時俺はICUの意味を必死に思い出した…………『集中治療室?』…でもそん時は身近に『死』ていうのがなかったけまぁ普通に治るやろて簡単に考えとった。でも夜になると心配で『退院したら俺の気持ち伝えよう』て思った。2,3日たって女友達から「とりあえず意識戻ったけど今は顔に傷があるけんみんなに逢いたくないけん面会は拒否っとるらしいよ!!」てメールが来た。「今あいつどこおるん?」て送ったら「まだICUて」て来た「それ誰から聞いた?」「おばちゃんばい!!家族が言うんやけ間違いないやろ!!」…みんなは喜んどったけど俺はすぐには喜べんやった…
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