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はじめに
読んでくださる皆様に愛をこめて
「上巻のあらすじ」
化粧品会社社長であり、世界的に有名なメーキャップアーティストの五十嵐映(45)は、メークアップスクールに通うスウェーデンクウォーター佐渡三夜子(19)と運命的な出会いをする。
それは特別講義のとき。彼は彼女に、なぜメイクを志したのか、と質問し、彼女は〝女性が美しくなって、うれしくなってほしい〟と素直な気持を話す。それがきっかけだった。
三夜子は友人の葬儀のためにニューヨークの家へ戻る。そのとき、セントラル・パークで五十嵐と再会し、彼は悲しみにしずんだ彼女をパーティーへ誘う。
しだいに惹かれ合う二人。しかし、彼には秘密の過去があった――。
なんとか彼の支えになりたいと願う三夜子。そして忘れかけていた〝愛すること〟を取り戻そうとする五十嵐。
エンパイヤ・ステート・ビルで、彼は彼女にプロポーズする。
そして、様々な人間関係のなかで、二人は互いに深く愛しあっていく。
フランス行きを決めた三夜子は、無事に卒業できるのか? さらに、五十嵐は過去をたち切れるのか?
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