343人が本棚に入れています
本棚に追加
麗也が現れてからの美奈子は仕事が終わると真っ直ぐアパートに帰った。
アパートに帰るといつも麗也が笑顔でお帰りを言ってくれる。
それから美奈子は今日の出来事を話したり、麗也は昔の思い出話をしたり、二人で居る事が当たり前になっていった。
寝る時も麗也は美奈子が眠るまで髪を撫でてくれた。
美奈子は、いつしか麗也から離れられなくなっていた。
「麗也ぁ………アタシ…ずっと麗也の側に居たいよ…………一人に…しないでね」
「うん。ずっと…美奈子と一緒に居るよ」
「麗也だいすきっ」
そう言うと美奈子は麗也にギュッと抱き着き、眠りに落ちた。
最初のコメントを投稿しよう!