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お酒の席で、舞は藤行と話したかったが、席が離れている事もあり、なかなか機会が無かった。
藤行が同僚達に挨拶をして回り、舞と隣の葛西 雅美の席に来た時。
「俺は転勤しちゃうけど、村山さん、葛西さん、これからもガンバってね。」
「藤行さん居なくなっちゃうと寂しくなっちゃいますね~」
雅美がしみじみと言った。
「俺も寂しいよ………村山さんはホント妹みたいな存在で仲良くしてもらってたのに……転勤だなんて残念ですよ……」
「そーですよね……」
舞はこの『妹みたいな存在』と言われると、いつも寂しくなった。
[妹……………か…]
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