~隆春~

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今までの思い出話で盛り上がる車内。 「ホント村山さんには仲良くしてもらったよね。村山さん大好きだからな俺……てかぶっちゃけね……いや、なんでもないや」 「えー!なんですか!?気になるじゃないですかぁー」 「いや、ん~………………………みんなの前では妹みたいなって話してたけど、そーゆーんじゃなくて、村山さんの事好きでさ…」 「そーゆーんじゃないって……?」 「んー……みんななに対する好きじゃなくてって意味」 「実はアタシも…藤行さんが好きですよ」 「ホント?ありがと~///でもマジで俺に嫁が居なくて、村山さんも彼氏居なくて、二人が付き合ったら絶対上手くやってけるだろーなぁって本気で考えた事あるんだよね…」 「アタシも……なんか同じ事考えた事…あります///」 「ホント!?でもさぁ……俺結婚しちゃったし、村山さんも彼氏居るし……ケジメはつけなきゃって思うんだけど…………でもな…」 そう言うと藤行は深い溜め息をついた。
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