~隆春~

10/16
前へ
/112ページ
次へ
藤行の転勤が決まり、出勤最終日。 藤行は舞のデスクに来て話していた。 藤行は寂しさからか、少しふさぎ込んでいるような様子だった。 「とうとう最終日ですね」 「うん。あーもー嫌だよ、寂しいなぁ……」 「私も寂しいですよ…」 「えーホントにー?(笑)」 「ホントですよ!だって私藤行さんが大好きですから」 照れを隠しながら冗談混じりに聞こえるように藤行に言うと、少し動揺したように、 「ちょっ、それはマズイって///」 そぅ言うと藤行は慌てて自分のデスクに帰って行った。
/112ページ

最初のコメントを投稿しよう!

343人が本棚に入れています
本棚に追加