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「ごめんなさいっ、待たせちゃって」
「大丈夫だよ、気にしないで?さ、朝食をとって学校へ行かないと」
「‥ありがとうッ!」
私はやっぱりリンは優しい人だと理解した。
微笑んだ時の顔なんかは優しい人なんだな、って理解出来る。
だけど‥
「ねぇ、リン‥」
「なんだい?」
「私制服似合ってない?だからそんなに見るの?」
リンは目を丸くして食べていたパンを、ポロリと落とした。
すると急に笑い出した
「あははっ‥違うよ、本当君は鈍感だ」
そう笑われてムスッとしているとリンは笑うのを止めて、私を見つめる。
「君が可愛いから見ちゃったんだよ、学校に行ったら大人気になるだろうね」
そう言ったリンの顔が、凄く悲しげで私も切なくなった。
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