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朝食も食べ終わり洗面台で歯を磨き、顔を洗う
ちょっとだけ、ドキドキしてきた
すると後ろからリンが肩を叩いた。
私は咄嗟に顔を拭く
「‥なーに?」
「この学校の事、教えておくね?」
そう言ったリンに手を引かれて、リビングに戻る。
少し険しい顔だ‥。
「この学校は、世間では嫌われるような子が集まる所なんだ‥」
私は静かに話を聞く。
「どうしてマリアが来たのかは、僕の分かる所だと‥君が鶯鬼妃(オウキヒ)の血を受け継ぐ者だから‥」
「‥鶯鬼妃って」
私は頭を悩ませながら考える、何かで見たような‥
[鶯鬼妃]‥
「――っ!」
どうして―?
どうして、私が―?
「‥何で私が、一級ヴァンパイアの血を‥‥」
リンはただ私の頭をそっと撫でた。
この学校は世間からの嫌われ者を集める場所。
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