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‥一瞬頭が真っ白になった意識が遠退いた気がする
言葉が出ない。
「‥ん、マリア?」
呼ばれて、ハッとする
「そう‥だったの‥」
「なんか、生まれ持って心と体の性が違うんだってさァ‥知らんかった?」
顔を覗き込まれて思わず顔を引いてしまった
ここは美形揃いだなんて、思ってしまう。
「俺はね、ロンってゆーのよろしくねー」
ド派手なミドリ頭に青い目、かっこよければ何でも似合うのかな?
「ちなみに俺もSクラスなんだ」
「Sクラスってなに?」
私は思わず聞いてしまった、ロンはにっこり笑いながら私に紙を渡す。
「俺の部屋、夜においでー」
グッと彼が近づき私の腰に手を回された
周りから悲鳴が聞こえる
「‥絶対来いよ」
耳元で低い声で囁くと、『またねー』と教室を出て行った。
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