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《リンSide》
君は僕が女だと分かったら居なくなりそうで‥
凄く怖いんだ。
「リン様っ」
「あぁ、どうしたの?」
皆は僕が女だと分かっていて近づいて来る。
有り難いような、そうでないような‥
今はマリアが欲しい
きっとこれから先も変わらずに彼女を好きだ。
「マリアとは、どのようなご関係で?」
君には関係ないじゃないか。
「‥ただの同室者だよ」
今は、ね。
「良かったわ」
皆が微笑む、
嗚呼‥ムカつく。
僕はマリアしか要らないから、君達の微笑みと声は欝陶しいよ‥
目線を離せばロンと話をしているマリアが視界に入って来た。
マリアは馬鹿だ
君が僕のにならないなら、君を僕しか見えない檻に閉じ込めてあげる。
一生愛でてあげる‥
可愛がって、
俺しか見えない様に
調教してあげる―‥。
だから早く抱きしめさせてよ
マリア―‥。
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