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仮想19XX年
人々は自由に過ごし、優雅に笑う。
月が笑う夜に不思議な学校への道が開く
私はそんな学校の紹介状を貰ったのだ。
不思議な話だ、今まで家で過ごしていた私がこんな城みたいな全寮制の学校に来るなんて誰も思わなかっただろう。
不気味に光る月の下に聳え立つ学校前で私は立ち尽くしていた、大きな門が開かないからだ。
一応声をかけてみる
「…す、すいませーんっ」ちっとも反応しなければ、誰も来ない。
少ししてから蝙蝠が飛んで来た、私の周りをパタパタ飛んで肩に止まる。
《…よく来たな、マリア
今から門を開けるから入っておいで》
肩の蝙蝠から声がして私は驚いたが、門が開いたので入る事にした。
――…
コツっと私の歩く音だけが響く、怪しく光るランプが小さく揺れるのは中身が蝋燭だから。
蝙蝠は私の前を飛んで行き一つの部屋の前に止まっ他ので私も止まる。
触っても居ないのに扉が開き私は荷物を強く握った
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