第一夜 闇から薔薇

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ゴクリと飲み干すと、ケイトはニッコリと微笑んだ 「もう飲み終えたのかい?ゆっくりで良かったのに‥マリア」 ゆっくりと近付くケイトにマリアはキョトンとした顔で相手を見つめる。 「此処は全寮制だからね、君の部屋を紹介するよ」 ぽんぽんと頭を撫でられてマリアは目を細めた。 「さぁ、着いておいで」 ケイトはマリアの荷物を持つとゆっくりと歩き出した、マリアも着いていく。 ―――‥ ――‥ カツン‥カツン‥ マリアとケイト足音が、一つの部屋の前で止まった 「此処だよ」 ケイトはガチャリとドアを開けるとスイッチを押して電気をつけた。 大きなベットにソファー 床には絨毯が引かれている、キッチンにシャワー室まである。 「‥あぁ、後今度洋服と制服持ってくるね」 ニッコリ笑いおやすみと言うとケイトは部屋を出た
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