第一夜 闇から薔薇

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荷物をクローゼットにしまい、窓を開ける これから此処で皆と馴染めるのか、一人でちゃんと生活出来るのか‥ 寂しさと期待でなかなか落ち着かない。 「‥シャワー浴びて早く寝なくちゃ」 窓を閉めてカーテンを閉める、マリアはパジャマを取り出すとシャワー室へと向かった。 その時、ドアからコンコンと音がした。 誰か来たようだ マリアは警戒しながらもドアの穴を覗く そこにはケイトとまたもや美青年が立っていた。 「‥ケイト?」 「あーごめんね、マリア‥やっぱり君一人では心配だから同室者連れて来たよ」 隣の綺麗な青年は、ケイトより少し細身で青みの強い黒髪だ。 青年はマリアを食い入る様に、見つめている。 「‥君がマリア?」 二重の切れ長の目 綺麗なピンク色の唇 通った鼻筋 不思議な印象で人形のような彼は少し中性的な声だった。
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