第二夜 彼の秘め事

2/9
前へ
/24ページ
次へ
とりあえずケイトは中に入ってゆっくり二人で話しなさいと、部屋の中に二人を押し込んだ。 しばしの沈黙‥ 口を開いたのは彼だった 「‥君がマリアだよね?」「は、はいっ」 微笑んだ彼の顔を見て、私は思わずポーッとしてしまった。 「フフッ、緊張しなくて良いよ‥僕の事はリンと呼んでくれ」 「じゃあ私の事はマリアって呼んで下さい」 ニッコリ微笑むとリンはソファーに座る そして横においでと手招きしてきた。 「‥あのっ、私シャワー浴びて来ないと」 持っていたパジャマを強く抱きしめてリンを見つめた、顔はきっと真っ赤だ。 「そう、なら仕方ないね‥僕は寝る仕度するよ」 ニッコリ笑ったリンに安堵しシャワー室に行った。
/24ページ

最初のコメントを投稿しよう!

24人が本棚に入れています
本棚に追加