第二夜 彼の秘め事

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シャワーを浴びて戻ると、リンはソファーに寝転び目を閉じていた。 「(寝てるのかな?)」 不思議に思い顔を覗き込むと、リンはパチリと目を開いた 一瞬固まったと思ったら顔を真っ赤にして目を逸らした。 目が泳いでいる。 「‥どうしたの?」 リンはチラリと私を見るがまた目を逸らす 「なーに?」 首を傾げるとリンはぐいっと私を抱き寄せた。 「―っ!」 「‥マリアがかわいいからイケない」 甘い吐息混じりに私の耳元で優しく囁くリン 微かに声が低い 「‥ぁ、リンっ」 「君は鈍感なんだね」 そういってリンは私にくちづけた。 恋人同士がするような、微かに触れるキスを―‥
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