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シャワーを浴びて戻ると、リンはソファーに寝転び目を閉じていた。
「(寝てるのかな?)」
不思議に思い顔を覗き込むと、リンはパチリと目を開いた
一瞬固まったと思ったら顔を真っ赤にして目を逸らした。
目が泳いでいる。
「‥どうしたの?」
リンはチラリと私を見るがまた目を逸らす
「なーに?」
首を傾げるとリンはぐいっと私を抱き寄せた。
「―っ!」
「‥マリアがかわいいからイケない」
甘い吐息混じりに私の耳元で優しく囁くリン
微かに声が低い
「‥ぁ、リンっ」
「君は鈍感なんだね」
そういってリンは私にくちづけた。
恋人同士がするような、微かに触れるキスを―‥
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