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ヴァン(もう朝だぞ二人とも起きろ)
ヴァンが起きた頃には二人とも離れていて疾はすぐ起きたんだけど低血圧の日刈は中々起きない
(う~んあと一年後に起こして)
(一年も待てねぇーよ)
すると
(ヤバい学校に遅刻する)
変な事を言って日刈は起き出した
(寝ぼけてんのか!)
軽くビンタを当てようとする
(ふっ甘い)
ビンタしようとした手を掴んでもう片方の手で疾にビンタ
(なんでだよ!目を覚まさしてやろうとしたのに)
(いや~反射的にっていうか今の正当防衛に当てはまるよね)
悪びれた様子がない、その光景を見ていたヴァンが笑いだす
日、疾(なんでそこで笑う)
声を揃える
(だって君達を見ているとまるで夫婦みたいだから)
(こっこんな夫婦いませんよ)
(日刈と俺が夫婦…それもいいな~)
疾は顔がにやける
(二人共そろそろ朝食にしようか…)
テーブルにパンやスープが並んでいる
(やった昨日から何も食べてないから…)
三人揃って
(いただきます)
日刈は静かにそれとまだ微かにボ~としながら食べ始める
疾は遠慮せず食べてすぐに食べ終わる
(あ~お腹一杯)
お腹を押さえて言う
(二人共食べ終わったら色々話がある)
日刈は遅いながら食べ終わる
(さて話と言うのは君達の格好からするとこの世界の人じゃないのは分かる)
真剣に話し出す
(実は…屋敷で…鏡の中に…)
二人は細やかに説明をする
(へぇー鏡の中ねぇ~あれっこっちにもそう言う鏡あるぞ)
(えっ何処に?)
(ここからずっと北の方にある城の王子様の玉座の後ろに似たような鏡があった気がする)
(気がするって適当だな~)申し訳なさそうに
(城には昔一回しか行ったことないから…)二人ともわかったように
(じゃあ城に行くしかないね!)
(でも一年前に霧が出た原因は城からなんだ…だから今は霧が濃すぎて立ち寄れないし影人が増えてきた時から城から離れた所に霧を造り出す所ができ始めて近寄ることもままならない…)
テンションが一気に下がる
(もしかしてその他の、霧が出ている所を潰さないと城に行けないの)
(う~ん、結果的にそうなる)
帰るにはそれしかないので仕方なく
(じゃあわかった全部潰して来ればいいんだよねぇ)
ちょっとヤケ
(じゃあヴァンさんにこれだけ話もしてくれたしいくね)
(じゃあ行こうぜ!)
日刈は礼儀よく
(お世話になりました)
二人とも急いで出発し始める
これから長い旅が始まる!
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