3、非現実世界

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二手に別れた疾… (あいつもしかして女っぽいから襲われてたりして…) 冗談を言ったとたんに日刈が行った方面から (ズドォーン) という音と共に土煙が見える (まさか冗談だろ) 冗談で言った事が本当になってしまった事に驚きを隠せない ふと我に返って日刈が行った方面に走りだす (日刈が居なくなったら俺寂しいよ!) 言いながら走っていると 三体の影狼が目の前に現れた (邪魔をするな!) キレた口調で走りながら切りつける 最初に剣を右に凪ぎ払い 次に左に剣振りをふる 最後に下から上にに振り上げた 蒸発していく影狼を無視して行く ついに広場に着くとそこには知らない男におんぶされている日刈が見える (日刈になにをした!) 声を荒げる ?(もしかしてもこの子の友達さんですか?) 冷静に聞いてきた (そうだ!日刈は俺の親友以上の関係だ!)日刈が寝ていて聞いて居ないので軽くカミングアウトをしてしまった疾 ?(こういう話は後でしましょう、ここにいるとまたあいつらが来てしまう!) ひとまず説明などは後にして隠れ家に案内してくるようだ 村から少し外れた洞窟みたいな所の隠れ家に入り日刈をベッドに入れる (ありがとうございます、あなたの名前は?) (私の名前はヴァン、あの村の元住人だった) (だった?) 聞き返す (あの村は元は平和な村だったんだけど一年ぐらい前にいきなりゼトという異形の者が現れた途端霧が立ち込めて日が当たらなくなり地面から影獣が現れて村人を襲い影獣になってしまいました) (あれが元は人間?) そう思うと恐怖と疲れがきてフラッと目眩がしてきた (あの霧の中で戦って疲れたでしょう?日刈さんと一緒に寝ててください) (えっ一緒に) 顔が赤くなる (やった~日刈と一緒に寝れるんだ~) と心の中で言うと日刈が寝ているベッドに横になる (日刈の顔がこんなに近い~) ちょっと興奮気味だけど我慢して日刈の体を抱き寄せてオデコをつけて寝始める (このままずっとこうしてたいな…) 疲れた果てて眠りに着く……
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