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こんな晴れた日だっけ…。
彼に告白されて、付き合い始めたのは…。
あれから色々な事があったな…。
私の名前は藤堂さとみ。
高校2年の17歳!!
みんなからは『さとみ』って呼ばれてる。
私はどっちかっていうと、クラスでは目立たない方で、仲の良い友達はいるものの、クラスの一部の女子からは嫌われている。
普通に学校生活を送っているはずなのに、何で私だけイジメにあうの?
世の中おかしい!!!
そんな事を考えていると…
「さとみ!!ちょっと一緒に来てくれる。話があるから」
「ここじゃ、話せないの?」
「いいから来いって言ってんだよ!!」
「わ…わかった」
あーまただ。
私を呼び出したのは、イジメグループのリーダー格の子で、里菜。
どうせいつもの様に悪口言おうってんでしょ。
私は仕方なく、里菜とその『お友達』の後について行った。
連れていかれたのは屋上。
私の学校では、イジメの定番の場所だ。
「さとみ、この頃色気づいてんじゃん。何か良いことでもあった?」
「いい事なんて別に…」
「まーいいけど。あたし達より目立とうとしてんじゃねぇよ」
「私、色気づいてなんかない。それに、目立ちたいなんて思ってない」
「別にでも何でも、うざいんだよ!!」
そう言って里菜の拳が私の顔に近づいてきた。
殴られる!!
そう思った時…
ガサ!!ゴソ!!
近くに置いてあったダンボールの陰から音が聞こえた。
「あー眠。…あっ、お前らこんな所で何やってんの?」
そう言いながら、眠そうに出てきたのは、速水仁。
同じクラスで、私の幼なじみ。
ちなみに、いつもこんな調子だ。
「仁!!あんたこそ何でこんな所にいんの?ってか、何やってんの?」
「えっ?俺は…授業サボりたくて、ここで寝てた」
「楽しく話してる所悪いんだけど、今取り込み中なわけ。速水さ、邪魔だからどっか行ってくれる」
そう言い終えないうちに、里菜の拳がまた私の顔に近づいてきた。
その時…
パシッ!!
仁の手が、里菜の拳を止めた。
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