花に誘われて

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━━━━・・・・ どうしても思い出せない。 だけど、大切な事なんだと 分かる、それだけは分かる。 「有岡さん、体温はかりますよー」 「わかりました」 ふと、窓の横の花に 目がいった。 『俺、この花好きなんだよな!』 『あ、それ俺も><!』 花に誘われるように 俺は立ち上がる。 「有岡さん、?」 やだ、 いやだ、いやだいやだっ! 僕は大事な事を忘れていた。 「…行か、なきゃ…っ」 ばたん 「有岡さん!?」 俺は全速力で走る。 雄也の元へ。 _
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