序章―PRoLoG―

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とある世界のとある都市、小さくはないが大きいと言う訳でもない程々に過ごし易い都市 日が燦々と地面を照らす日中、近未来的な街並みの中で唯一街路樹が不自然なまでに一例に並べられた歩道 歩道には出社途中の会社員から今風の若者、果ては老人と多様な人間が歩いている その歩道を太陽を反射するような紅い髪をあたかも馬の尻尾のように結い前髪は眉に掛かるか掛からないか程度で不揃いに切られており、顔立ちは見る者からすれば男にも女にも見える中性的だが整っていて瞳は血のような深い紅 身長は推測するに168cm程度黒いGパンに包まれた脚は引き締まっていて長い、体系は華奢ではあるが黒いTシャツの上に羽織った袖を捲っている此も黒いジャケットから見える腕は肉付きが良く鍛えられているのが見て解る   その紅い青年はズボンのポケットが振動しているのに気付きしまっている携帯端末を取り出そうとポケットに手を入れた、その瞬間、ポケットから眩い程の紅蓮の光が溢れ収束した刹那   ―青年は世界から消えた― To Be CoNtInUE?
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