3人が本棚に入れています
本棚に追加
つよしが……学校を辞めた。
何の相談も無しに辞めた。
しかもつよしに聞いたのではなく、えみから聞いたのであった。
その日は途中で学校を帰り、つよしの家に行って見た。
誰もいない…。
人が住んでる気配もない…。
つよしは、昔から携帯を持っていなかったので、連絡もつかない。
とりあえず俺は家に帰った。
手紙が届いてるかもしれないと、ポストを探すも何もない…。
「ダチってこんなもんか…。」
俺はベッドの上で寝ながら色々昔の思い出をおもいだした…。
初めてあいつが、話しかけてくれた時の事。
いつも2人で馬鹿やってたこと。
色々思い出した。
なんでかな…。
自然と涙がでてくる。
なんでかな…。
楽しい時の事を思い出してるのに笑顔にならない。
そんな時だった…。
「ピンポーン」とインターホンが鳴った。
母親から「友達来たよー。」と言われた。
俺は絶対つよしだと思い、すぐに玄関に行った。
そこに現れたのは…。
つよしではなく、同じクラスのえいたと言う男だった。
最初のコメントを投稿しよう!