謁見†壱

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ある時、稲生る神が紅月の舞を見たいと申され、使者が紅月の所へその旨を伝えにやってきました。 紅月は喜んで応じました。 使者が帰って少し経った頃… 別の神の使者が同じ用件で紅月を尋ねて来ました。 紅月は稲生る神との約束があったので、日を改めて貰えないかと丁重に頼みました。 使者は何とかならないかと紅月に言いました。 紅月はその使者の仕える神の名を尋ねました。
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