謁見†壱

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使者は三貴神(さんきしん)のお一人の月讀(つくよみ)様だと答えました。 三貴神とは神の位でも最高位の別天津神(ことあまつがみ)五柱の神々に継ぐ位と言われる程の方でした。 使者は少し考え、やはり先約があるなら仕方ないので月讀様にその旨お伝えすると言いました。 紅月は反射的に慌てて使者を制し、大丈夫だと言ってしまいました。 使者は、ならば後で迎えをよこすから支度をしておくようにと言い帰って行きました。 この時、天上界に針の先程の邪の気が生まれました。
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