謁見†壱

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紅月の評判は天上界でもかなり位の高い神の耳にも届いてきました。 天上界の神の位は無数に分かれておりました。 下界に一番近いところでは、稲生る(いなる)神。 稲生る神は神使として狐を使っていました。 下界では使わされた狐を何時しか稲荷(いなり)様としてまつるところもありました。 下界で言う所の神と天上界の神とでは少し解釈の異なる部分も多々ありましたが、神々は寛容で下界の自由にさせていました。
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