賢治と民

10/40
前へ
/60ページ
次へ
「そうね… 折りを見て…打ち明けて見ましょうか…。」 「あぁ きっと相談にのってくれるだろう。あのご夫婦なら」 「えぇ」 そして二人は眠る我が子の顔を覗きこんだ。 「本当に可愛いなぁ…二人とも口元はお前に良く似ている」 民は、特別 美人と言うわけではなかったが、大きな丸い目に小さな口が、愛嬌があり、人に好かれる顔立ちだった。 「輪郭は、あなたにそっくりね。」
/60ページ

最初のコメントを投稿しよう!

35人が本棚に入れています
本棚に追加