エルブンガード

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「ところでライナスさん、彼の腕についてなのですが。」   セリアがそういうとライナスはエデンの腕を見る。   「これは鬼手じゃねぇか。」   その後にセリアはエデンとの出会いの経緯を教える。 するとライナスは酔っ払った顔だが真面目な顔をしてこう答える。   「鬼手の事についてだが、俺もよく分からん、だがGSD殿なら何か知っている筈だ。」   「ならそのGSDの所に行けば良いんだな。」 エデンはとっさに答えるがライナスは顔を渋める。   「だがな坊主、見た所お前さんはひよっこだ、お前さんがどれぐらい強いのかまだ分かっていない。」   そう言われたエデンは少しむっとしたが聞いてみる。 「俺が弱いからGSDとやらには会わせてあげられないって事か?」   「セリアちゃんを助けたのは確かに感謝してる、だがな、所詮相手はゴブリンだ、その程度なら俺でも倒せる。」   「じゃあどうすれば認めてくれるんだ?」 エデンがそう質問するとライナスはこう答える。   「ゴブリンってのは滅多に街を襲ったりしない、だが最近になってよく見かけるんだ、これはゴブリンのリーダー格が居る筈だから調べてきて欲しい。」   「ゴブリンの棲家的な場所は分かってるのか?」   「ゴブリンは天災が無い限り住処を変えはしない、住処を変えてなければこの地図の印の所にいる。」
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