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ゴブリンと言えど数が多すぎる、これ以上更に増えると厄介だと思いエデンは考えた、どうすれば早めに決着が付くか。
「リーダーを殺せば皆引き上げてくれるのか、しかし住処はここだ、だが上がいるのは判っている・・・」
エデンは何かを思ったのか近くまで来たゴブリンを思い切り斬りかかった。
するとゴブリンの頭と体が別れ、ドサリと音を立てて胴体が倒れる。
「どうせ街に攻めてくるんだ、多めに倒しておいたほうがいいだろう・・・!?」
エデンは口元をニヤけさせながらゴブリンに言った。
と言ってみるものの、数が多すぎてあっという間に囲まれてしまい、逃げ道が無くなってしまう。
すると一匹のゴブリンが体を真赤にさせこちらへ走ってくる。
嫌な予感がしたのでとっさに離れようと囲んでいたゴブリンに斬りかかり逃げ道を作るが斬り捨てた先には先程のゴブリンのリーダーがニヤケながらエデンめがけて思い切り石を投げつける。
「死ね!!人間!!」
刀を振り切った後ではとっさに体を変えることが出来ずに腹部に石が当たる。
「ッ!!」
痛みはそれほど無いものの、凄い勢いで体が後ろに飛んでしまう、そしてその先には体を赤くさせたゴブリンがいた。
「しまっ!!」
言葉を放ったと同時になんとゴブリンは光を放ちながら爆発したのである。
そして焼けるような熱さが背中を襲う。
「っあああぁぁ!!!」
背中の痛みを和らげようと自然に大声が出てしまう。
それを聞いたゴブリンは嘲笑いエデンに話しかける。
「痛いだろう!?苦しいだろう!?それが我々の仲間にもお前にやられたのだ!!」
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